ひとたび表れてしまうと中々消えてくれない厄介者がシミです。一般的に一度できてしまうとその治療法はレーザーで消すことが有効だと言われていますが、クリニックは敷居が高いと感じている方も多い事でしょう。もしも自分で何とかできるのであれば試したいという方もいるのではないでしょうか。ではシミができる仕組みと自己治療についてお話したいと思います。
そもそも何故シミはできるのでしょうか。人の皮膚は紫外線を受けると、その紫外線から肌の細胞核を守るためにメラニンを出します。このメラニンは表皮細胞の細胞分裂によってどんどん上に押し上げられて、最後は角質に変化し垢となって剥がれ落ちて行きます。これがターンオーバーと呼ばれるもので、一般的には28日サイクルで行われます。
ところが強いストレスに晒されたり長時間紫外線をあびたり、生活習慣が乱れたりするとこのターンオーバーも乱れてしまいます。これによりメラニンが皮下に大量に残留しなかなか消えなくなってしまった状態がシミと呼ばれる色素沈着なのです。自分で行える治療としては、ビタミンＣの含まれた食品を積極的に摂取する、美白化粧品を使いターンオーバーのサイクルを促すと言った方法が挙げられます。これらの方法では有る程度まで薄くなることは期待できますが、色素が濃かったり深層にメラニンが残留している場合は綺麗に消すことは難しいでしょう。
こうなってしまったシミを治療するのであれば、やはり専門機関が一番安全性も高く効果も感じることができます。また素人では判断の難しい治療も施してくれますので、まずはカウンセリングに足を運んでみることをおすすめします。