シミには40代以上の女性がなりやすい肝斑、紫外線の浴びすぎによるもの、加齢によりほほにでてくる老人性色素斑、そばかす、花弁状色素斑などがあります。それぞれのシミには特徴があり治療法にも若干違いが見られます。シミ治療は過剰に作られたメラニンを消すということが目的となっています。そのため、レーザーを照射するやり方、漂白効果があるハイドロキノンとトレチノインの入った軟膏をぬる、光と高周波をあてる、ケミカルピーリングを行う、高濃度ビタミンCイオン導入をするなどがあります。
高濃度ビタミンCイオン導入とはビタミンC誘導体を皮膚の内部に浸透させるシミ治療法のことをいいます。ビタミンCは美白や美肌効果があります。その他にもメラニンの生成を防ぐ、コラーゲンの生成を促す、毛穴を引き締める、抗酸化作用による活性酸素を除去する、といった働きがあります。高濃度ビタミンCイオン導入の方法はビタミンC誘導体を肌や顔に塗り、電極を当て皮膚の帯電バランスを崩します。
ビタミンCを直接取るよりも効果的に肌に働きかけることができるのが特徴のひとつとなっています。高濃度ビタミンCイオン導入は自宅でも美顔器などを用いて行うことができますが皮膚科などで行うと同時にケミカルピーリングなど他の方法を行うことが出来るのでより的確にシミを取り除くことが出来ます。なお、妊娠している場合や心臓が弱い方は高濃度ビタミンCイオン導入は行えないので注意が必要です。