ひと口にシミといっても、その原因も状態も症状もさまざまですから、治療の方法も決して一つではありません。生まれてから一定の年齢までは、たとえある程度の日焼けをしても、メラニン色素がターンオーバーの作用できちんと排出されていたのです。しかし、加齢や、ホルモンバランスの乱れ、遺伝的な形質が原因となって、いつしかメラニン色素が排出されにくくなり、気がつけばシミが出来てしまっていたというわけなのです。また、シミを出来るだけ作らないように気をつけることは、自分自身でもいろいろな方法でおこなえるのですが、いったん出来てしまったシミは、一般的には医師の治療なくしては取り除くことが出来ないことが多いのです。

ところが、その治療も一様ではなく、シミが出来てしまった原因別に治療をおこなわなければなりません。だからこそ、まずはその種類と特徴をしっかりと医師に特定してもらい、一番効果のある方法で改善を促すというわけです。そうはいうものの、原因が一つとは限らず、いくつもの原因が重なっていることが往々にして起こり得ます。そこで、治療の効果を高めるためにも、その道の権威であり、信頼出来る医師と出会うことが、その改善の第一歩となるのです。

なお、レーザーで取り除くことを、現在は通常どこの皮膚科でもおこなっていますが、これに関しては健康保険の適用はありません。しかし、肝斑など飲み薬で取り除けるものは、保険の適用を受けられる場合が一般的です。

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